去る4月4日、福島の桜が満開の頃、
我が家のアイドル、トイプードルのユキさんが虹の橋を渡りました。
辛すぎて、ずっと公表できずにいましたが、ようやく落ち着いてきたので、
思い出を振り返りながら書いています。

▲カタクリの花とユキさん。

▲2023年4月4日。三春の滝桜で栗ちゃんと。これが最後の写真になってしまいました。
この日の朝も、普通に散歩に行ったし、食欲もあったし、いいウンチもしたのに…。
ただ、しばらく前から興奮すると咳をしていて、心臓が悪いのでは? と言われていました。
でも、全然元気だったので、フィラリアの薬をもらうときに、一緒に診てもらおうと思っていた矢先でした。
桜巡りドライブに連れていき、夕方帰宅したら落ち着かない様子でしばらくウロウロしたあと、
急に聞いたことのないヘンな鳴き声を2度ほど上げて倒れ、19:30頃に逝ってしまいました。
あまりにもあっけない最期で、信じられない思いでした。
▲亡くなった翌朝、動かなくなったユキさんに、スリスリするねずこ。
ユキさんが大好きだったねずこ、なんだか悲しそう。わかっていたのかな?
▲享年12歳2ヶ月。生前はお友達がいなかったユキさん、さみしくないように犬の置物をお供えしています。火葬前にユキさんをかわいがってくれたお隣のNさん、お向かいのSさんもお別れに来てくれました。
ユキさんは、保護犬出身。
正式の名前は「雪乃」。
預かりさんが素敵な名前を付けてくれていたので、そのままいただきました。
ユキさん、千葉のとある家で飼育放棄され、庭に繋がれっぱなしで3日に1度しかごはんをもらってなかったそうです。見かねたボランティアさんがレスキューしてくれて、預かりさんのWさん宅でしばらく過ごしたあと、2012年1月、千葉県流山市の我が実家で迎え入れました。そのとき推定1歳(暫定的な誕生日は2011年1月25日)
両親は当時70代で、普通なら譲渡できませんが、私が後見人だったこと、兄一家が二世帯住宅で一緒に住んでいたことで、OKとなりました。
ずっと犬と一緒だった両親も半年前に最後の一匹「ポコ」を亡くし、犬ロスになってしまっていました。雑種の中型犬しか飼ったことはなく初めての純血種の小型犬でしたが、両親の体力的に大きな犬は無理だったので、ちょうどいいサイズだし、と申し出たのです。
▲実家に居た頃。一度だけ全身トリミングしました。
実家にユキさんが来てから3年後、父が癌で亡くなりました。
同時に母の介護が始まって、私も毎週3日間、介護のため福島から千葉まで通い、母の世話とユキさんの世話をしていました。
▲2015年12月。葛尾村から保護した仔猫の「くらら」に突撃されて、あせるユキさん。
▲2016年12月。母と、ヨン様、シュガーちゃん、ユキさん。
▲2016年 ヨン様にはいつもパンチされました。シュガーちゃんは仲良くしてくれました。
▲2019年6月。我が家に来てから久しぶりに再会したときも、やっぱりパンチされてました。
▲浪江の保護猫「ひゅうま」と。睨まれてますが、パンチはされませんでした。
4年後、2018年2月に母が亡くなりました。
ユキさんを迎えたいという申し出もありましたが、結局私が福島の家にユキさんを引き取ることになりました。毎週、会っていたので、ユキさんも違和感なく福島の家に馴染んでくれました。
▲2018年5月、吾妻山・鎌沼。一緒に雪山にも登りました。
▲2018年5月。高柴山
▲酔っぱらったけんいちにもいじられてました。
▲一緒にキャンプもしたね。嬉野夕起子さんと一緒に矢吹町の「大池公園キャンプ場」にて。夕起子さんが連れている「ラッキー」くんともご対面。同じ黒いトイプードルだけど、体重が倍くらい違いました。
▲2018年12月。浪江町・赤間さんシェルターの大きなワンコたちにビビる、ユキさん。
▲2018年11月 三春町
▲2018年4月 ひたち海浜公園
▲2019年4月。月山
▲2018年5月。ご近所のボス猫、Sさんちのチィちゃんに挨拶に行ったら「シャー」されてビビリました。
▲ヨン様、シュガーちゃんが里子に出て、やっとユキさんだけになったのもつかの間、
いろんな猫がやってきました。ユキさん、猫たちにぜんぜん恐れられていません。
(左)出入り猫の「にゃん太郎」。2022年5月に死去。(右)2020年11月にご近所から我が家に自主的に引っ越してきた、「寅治郎&ねずこ」。
▲2021年9月。お座りすればもらえると思って、猫にもおすわりするユキさん。
にゃん太郎、いつも少し残してあげていました。
▲2021年7月。カミナリが怖いユキさん。ゴロゴロという音がすると、物入れに隠れていました。
ねずこも一緒。
▲ねずこはユキさんが大好きで、すぐに隣に座ってスリスリ。ユキさんのほうはイマイチ苦手で、いつも困った顔していました。もっと仲良くすればよかったのに。
▲寅治郎には、パンチされてました。近くに来られるとユキさん、パンチされるんじゃないかと緊張してました。
▲満開の桜の中、逝ってしまったユキさん。
なんだか、いつも猫たちに翻弄されてたね。
いろんなところに一緒に行けて楽しかったよ。
また、会おうね。まっててね。
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